真名井遺跡 稲佐の浜

なんの唐突もなく始まるよー。

前回、出雲大社を参拝しました。

次はどこへ行こう。

出雲大社の程近く、こんな雰囲気のある路地を歩きます。

昔の人もこの道を通ったのかなぁ、

どんな気持ちでここを歩いていたんだろう

なんて想いを馳せます。

「素敵。」

え?

僕はクルッと振り返る。

「そんなこと考えられるなんて、素敵だわ。」

そこには新垣結衣ちゃん似のどこか少女の面影を残しつつ

凛とした佇まいの女性がいた。

「私の名前は結衣。よかったら一緒にこの道を歩きませんか?」

照れながらも白い歯を覗かせ笑う。

い、いいですとも。

急な問いかけにしどろもどろになる僕。

結衣はそんな僕をみてくすっと笑った。

「ほら、見て?この裏路地も風情があってなんだかすごく懐かしい感じがしない?」

ほ、本当だね。

この小さな裏路地も色々な人が色々な想いを抱いて通ったのだろうか。

「この小さな裏路地も色々な人が色々な想いを抱いて通ったのかな?。」

そう呟く結衣に

僕も今そう思ったんだ。

二人は笑い合った。

そんな二人が着いたのは

真名井遺跡だった。命主神社(神魂伊能知奴志神社)の本殿のうしろ、

ここ真名井遺跡は縄文時代から古墳時代、さらには室町時代にまでおよぶ多くの遺物が出土している。

その中でも有名なのが硬玉製勾玉や銅戈である。

ちなみに神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)の写真は撮り忘れました。

「え、何か言った?」

独り言さ。

神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)の境内にあるのが

この樹齢1000年と言われているムクの巨木です。

高さ17メートル、根元周りが12メートルもあるそうですよ。

自然の恐さ、偉大さ、美しさが感じられますね。

「え、また何か言った?」

独り言さ。

そんな僕たちが向かったのは

稲佐の浜だった。

弁天島に近寄ってみる。

昔はここも海の上だったらしいよ。

「なんでも知ってるのね。」

へへ、なんてことはないさ。

そう言いつつ途中にもらったパンフレットをポケットに突っ込んだ。

出雲大社の回でも言ったが

神在月(神無月)にここへ日本全国から神がやってくる。

その神々が最初に降り立つ場所がここ

稲佐の浜なのである。

そして素鵞社のお砂もここの砂なのである。

独り言さ・・・

あれ?結衣・・・?

いない。

確かにここにいたはずなのに・・・。

人の縁を結ぶ出雲の神様が出合せてくれたんだろう。

一筋の涙が溢れる。

もしかしてあれは未来に出会う運命の人なのかもしれない。

しばらく立ち尽くし海を見ていた。

はい、妄想妄想

ここまで妄想できたら逆に褒めてほしい。

最後は

一の鳥居、通称宇迦(うが)橋の大鳥居を見て出雲大社を後にするのだった。

これで出雲大社の紹介は終わりますが

まだまだ紹介出来なかったものが沢山あります。

是非皆様行ってみて自分の目で見てみてくださいね。

いつか行きたかった出雲大社。

夢が叶ったけど

もう一度行きたいなぁ。

でもこの旅はまだまだ続くんじゃ。

本日の写真

一の鳥居のほど近く

大社駅跡

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