先日友人と待ち合わせのため、
時間つぶしがてら大型の本屋に行った。
店内をブラブラし適当な本を取り椅子に腰掛ける。すると隣の席のおじいちゃんが熱心に何かを読んでいた。
チラッと本を見てみると
「スマートフォンが簡単にマスター出来るようになる本」
なるものを読んでいた。
字が小さく見にくいのだろうか、目を細めたり本を離したり近づけたりしている。
それでも見えなかったんだろう、
紙面を二本指で広げていた。
そして“何故?“と言ったように首を傾げていた。
…じいちゃん、あんたスマホ、もうマスターしつつあるわ。
本日の言葉
他人の芸を見て、 あいつは下手だなと思ったら、そいつは自分と同じくらい。 同じくらいだなと思ったら、かなり上。 うまいなあと感じたら、とてつもなく先へ行っているもんだ。
古今亭志ん生